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ブログ 2022年03月21日
仏教では現世の世界を「此岸(しがん)」と呼び、
あの世の世界を「彼岸(ひがん)」と呼びます。
此岸は「こちら側の岸」という意味で、
彼岸は「あちら側の岸」の意味です。
こちらとあちら、すなわち生と死の世界を隔てているのが
「三途の川(さんずのかわ)」と呼ばれる川です。
春分の日・秋分の日は
太陽が真東から昇り真西へと沈む日です。
古代の中国では、太陽が沈む真西の方角に
極楽浄土があると信じられていました。
したがって春分の日・秋分の日は
太陽がこの世(此岸)からあの世(彼岸)へ通じる日と考えられ、
その前後6日間は修行をする期間として、
毎日の修行が決まっているそうです。
よって「お彼岸」とは、「到彼岸(とうひがん)」という意味で、
煩悩や迷いのある世界から悟りの開けた世界へ至ること、
至るために行う修行のことをいいます。
このことから死者を偲ぶ日、
来世を偲ぶ日としても捉えられるようになり
お彼岸にお墓参りをするのは、
ご先祖様と通じやすいからだと言われています。
長崎の精霊船が西方丸とあるのは
極楽浄土に向かう舟という意味だったのですね。
ご参考に
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