月に祈りと感謝を｜長崎市の整骨 あすなろ整骨院

ブログ 2022年09月01日

9月になりました。

月夜が映える時季です。

中秋の名月、十五夜。今年は9月10日。

澄んだ秋の空に浮かぶ美しい月を

眺めることをお月見と言います。

この日に雲がかかり月が出ないことを無月（むげつ）といい、

雨が降ることを雨月（うげつ）と言いますが、

たとえ月の姿が隠れたとしても、

引力の結びつきまでなくなるわけではありません。

むしろ、目には見えない

月と地上との結びつきに想いをはせることも、

十五夜の楽しみの一つかもしれません。

そもそも月見には、稲穂に見立てて

縁側にすすきを供えるなどの慣習もあるように、

稲の豊作を祈る意味があります。

田に実りをもたらすと信じられた月の神も、

収穫の無事を願う人の思いも、目には見えないものです。

十五夜の月見とは、ただ名月の姿を愛でるにとどまらない。

丹精込めて育てた稲が、

今年も無事収穫できますようにと願う、

心の行事であるのかもしれません。

月をゆっくりと見上げる心のゆとり。

食に関わる方への感謝の気持ち。

美味しく食べられる元気な体。

さまざまなことに感謝したいですね。