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ブログ 2018年05月17日
人の体は、場所によって温度が違い、
体の中心に近づくほど高くて、安定しています。
手足の末梢や顔の表面の温度は、
季節や環境の影響を受けやすいため安定していません。
一方、中枢(核心)と呼ばれている体の内部の温度は、
脳や心臓などの大切な臓器の働きを保つために安定していて、
「中枢(核心)温」といいます。
体温には、年齢による差があり、
子どもはやや高く、高齢者はやや低めです。
また、乳幼児は熱産生が活発ですが、
体温調節機能がまだ十分に発達していないため、
熱放散がうまくゆかず、日常生活でも体温が高めの傾向があります。
●1日の中で体温は変動する
朝・昼・夜と、24時間単位で
体温が変化する体温リズム(概日リズム)があります。
1日のうちで早朝が最も低く、次第に上がり夕方に最も高くなります。
さらに、熱が出る病気にかかっていなくても、
運動、時間、気温、食事、睡眠、女性の性周期、感情などにより変動します。
このように、さまざまな条件の違い、計る部位でも体温は違うので、
時間を決めて平熱を把握することが、体調管理に大きく役立ちます。
●どんな体温計を使っていますか?
より体内の温度が反映され、体に負担をかけずに簡単に検温できる部位として、
ワキ、口(舌下)、耳(耳内)、直腸などの場所が用いられています。
○腋下体温計(ワキの下)タイプは、
汗をふき取って、しっかり挟みこんで計りましょう。
○舌下体温計(口の中)タイプは、
舌の裏側に押しつけるようにして計ります。
○直腸体温計(肛門内)タイプは、
肛門に挿入して検温するもので、乳幼児や全身麻酔を施した
手術中の患者の体温を測るときなどにも活用されています。
○耳内体温計(鼓膜近く)タイプは、
鼓膜周辺の赤外線を検知して計ります。
〔赤外線を使っておでこに当てて計るタイプもあります〕
それぞれ計測時に注意することがあるので、説明書を読んで正しく計り、
ご自身やご家族の平熱を知っておきましょう。
●体はなぜ発熱する?
◇風邪などのウイルスは低温のほうが繁殖しやすい性質があるため、
発熱して抑制しています。
◇発熱することで、白血球の働きが活発になり、機能が促進されたり、
免疫機能が高まるからと考えられています。
発熱することで体を守っているのです。
【オマケ】
スマートホンに着脱して、
赤外線で体温を計る体温計もあるそうです。
舌や脇で挟み込む必要がないうえに、
額にかざしてわずか2秒で体温を読み取る商品なんだとか。
手軽で簡単に、健康管理ができるといいですね。
長崎市中央部、自律神経失調症・不眠治療専門整骨院、あすなろ整骨院です
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